放射線被害を小さく見せて原発を推進させる組織

 

チェルノブイリ原発事故で住民の健康に問題はないと発表したIAEA事故調査委員長が重松逸造氏(元放射線影響研究所理事長)。放射能による被害をできるだけ小さく見せて「安全宣言」をして幕引きをしたため取り残された住民達は無残にも切り捨てられてしまった。

<チェルノブイリ>安全宣言のカラクリ そして子供になにが起きたか追跡

このときの極端に誤った(というより意図的な)報告をいまだに日本政府が踏襲し続けていることが、フクイチ事故の放射線の影響に対する見解の分断により起きている数多くの悲劇的状況につながっている。

チェルノブイリ原発事故 死者数認識 立場が違うとこんなに違う

日本政府発表の「チェルノブイリ事故との比較」を書いているのが長瀧重信氏。子供がどんなにセシウムを飲んでも体に影響はないという認識を持っている。

長瀧氏は政府「低線量被ばくのリスク管理に関するワーキンググループ」主査であり、放射線の食品基準値づくりに最も影響力のある立場にある。

そして長瀧重信氏と重松逸造氏はともに元(財)放射線影響研究所理事長。

(財)放射線影響研究所(日米合同研究機関)の前身である原爆傷害調査委員会(ABCC)の被爆者調査(治療をしない検査)データはすべてアメリカに渡され、(捕虜を使った人体実験で悪名高い)731部隊の戦争犯罪が免罪された。

データはアメリカの核兵器開発のために活用され、被爆者の治療にいかされることはなかった。

そして今、放射線影響研究所は福島の住民検査に。

【参考】
100ミリシーベルト未満のリスクは不明 が根拠で食品放射能基準値は高止まりですが100ミリシーベルト未満の発がん率は2倍近いとの報告が放射線影響研究所のデータから既にわかっていた

■日本政府官邸発表にかかわった長瀧重信 長崎大学名誉教授の「チェルノブイリでセシウムを飲んだ人にその後人体への影響はまったくなかった」という見解に田中優氏があきれる日テレの放送

重松に育てられた人物が、現在の原子力安全委員会のメンバーとなって、福島第一原発事故の被曝を許容する暫定基準を決めている

あらゆる公害問題においての政府・企業の利益になる決定に、重松氏が責任者となっている。水俣病被害者とチッソの因果関係はない、黒い雨人体影響認められず、イタイイタイ病はカドミウムのせいでない、スモン病はキノホルムと無関係

重松逸造について

重松逸造はチェルノブイリの隠蔽をしたが、後にそれを悔いてボランティアに参加。

重松逸造「この研究は、核戦争や原発の大事故があると、これまで推定されていたよりもはるかに大量の死者が出ることを意味する。」

重松逸造「私は、いわば雇われマダム的な班長だった」

36万人の子供の被曝調査に執着する日本のメンゲレ

山下俊一教授「200万人の福島県民すべてが被験者です。
 科学界に記録を打ち立てる大事業になるでしょう」


ヒロシマからフクシマへ 戦後放射線影響調査の光と影

細菌戦部隊所属関係者の戦後就職先

ICRPを批判したら、『まじめな』科学者ではないという
 レッテルを貼りつけるのです


日弁連が低線量被爆リスク管理ワーキンググループ批判

放射線研究は自作自演ができる状況にある

福島県に協力している放射線影響研究所は内部被曝の影響について知らないようにしてきた。つまり「内部被曝問題の重要性が明らかになるとアメリカ側が想定してきた核戦略の前提が崩れてしまう

人倫にもとる汚ない爆弾による「不正な手段で勝った」という評判を、米軍は怖れているのである。

Nスペ:黒い雨 〜活(い)かされなかった被爆者調査〜 動画

知られざる放射線研究機関の実態 

原子力規制委員 健康被害楽観派ずらり 

被曝をめぐる御用学者の系譜

 

 

 


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